ハーフキャップもたまにはいい

ハーフキャップもたまにはいい

ちょっとした買い物だったのでハーフキャップでいいかと思ったが、その日は風がやたらと強かった。たかだか片道10キロ程度の道のりでも、風が顔にもろにあたるハーフキャップは想像以上に辛い。素直にジェットヘルメットを被っていくことにした。4万円もするショーエイのヘルメットだ。

このヘルメットは主に大型バイクに乗るときに使用している。スクーターでも長距離走る時は使用する。スピードを出す機会や、長時間のライディングは、最低でもジェットタイプでなければだめだ。ハーフヘルメットで高速道路などという使用法は狂気の沙汰だ。排気量125cc以上はハーフヘルメットは厳禁という法律云々以前に、自身の防御を考えてやめておくべきだ。

ならば常にジェットヘルメットを被っておけばよいと考え物だが、ちょっとした移動時にはハーフキャップのような手軽なヘルメットを被りたくなってしまう気持ちはある。だから僕も、必ずしもジェットタイプを常に被るとはいえない。

もちろん、ハーフキャップを被るときは必要以上の注意をはらう。例えば、2車線道路である場合、右折のケースを除けば必ず左車線を走る。法廷速度も守る。車の流れによってはプラスαのスピードを加えるが。というよりも、そもそも大通りを走らないようにしている。車の往来の少ない路地等を走り、スピードも時速20、30kmだ。決して、脳みそをまったく回転させていないような若気の至りを放つライダーのように、ハーフキャップでスイスイ走るような真似はしない。

しかし、いかに気をつけていても、事故は貰ってしまうこともある。そうなれば、ハーフキャップを被っていたことが命取りになることもある。それを考えるのであれば、やはり常に高い防御を誇るヘルメットを被るべきではある。

そのような考えをしっかりと持っている人は、排気量50ccの原付でも、フルフェイスをしっかりと被っている。本来は、あれこそライダーの鏡なのだろう。

だが私には無理だ。時折風を感じながらのんびりとした速度で走りたいときもあり、そのような際にはハーフキャップを選択してしまう。近場に用事があって乗るときは大抵選択する。

安全度の高いヘルメットを被り、二輪の利便性を生かして目的地を目指すよりも、ハーフキャップで風を感じながら遠回りをして安全な道を通り、ゆっくりと目的地を目指すのが、僕は好きなのだ。

ただし、風の強すぎる日は、風邪を楽しむ余裕なんてまったく無くうっとおしいだけなので、ジェットヘルメットの選択以外ありえないが(笑)。

駐輪場の二輪事情

買い物をするショッピングモールに到着。駐輪場にスクーターを停めた。このモールは自転車とは別のところにバイク・スクーター専用の駐輪場を十分に備えている。ライダーには嬉しい心遣いだ。

自転車と同じ駐輪場にバイクやスクーターを停めておくとどうなると思うだろうか。自転車の持ち主が平気でぶつけてくるのである。やつらは容赦しない。修理にいくらかかるかなんて知ったことではないのだ。無理やり自転車を押し込み、そして無理やり自転車を引っ張り出して帰っていく。逃げれば問題ないという考えだ。実に腹立たしい。

そういったトラブルがやはり多く、店舗に苦情を入れるのが多いのだろう。自転車共用の駐輪場に停めようとすると交通誘導員も積極的に「二輪専用の駐輪がありますのであちらにどうぞ」と教えてくれる。ライダーは住みにくい日本の事情である中、嬉しいことだ。

しかし、二輪用の駐輪場の入り口が小さすぎるのは少々残念だ。スクーターやネイキッドなど、小回りのきく車両なら問題ないのだろうが、クルーザーといったロングホイールベースの車両はまず通れない。通れたとしても、でれなくなるだろう。まぁ、そんな大型車両で買い物に来るのが悪いといわれれば返す言葉に詰まってしまうが、世の中にはそんなバイク1台しか持ってない人もいるだろう。そういった人には困ってしまうものだ。

以前こんなこと話を友達から聞いた。ツーリングの帰りに仲間とショッピングモールに食事をしによったのだが、やはり二輪用の駐輪場が狭くて入れないというので、仕方なく自転車と共用の駐輪場にバイクを停めたそうだ。その友達のバイクはハーレー。大柄なバイクだ。

モールで食事を終えて軽くショッピングを楽しみ駐輪場に帰ってくると、友人のハーレーの左隣には自転車が密着するように停められていた。そしてよく確認すると、リアフェンダーの左に装着されているサドルケースに横線の傷が入っていたのだ。傷の位置から察するに、どうやら自転車のペダルが接触して傷が入ったように思われた。

友人は内心怒りました。しかし仲間とツーリングに来て、折角楽しいムードだったので、それを壊したくないからといってグッとこらえたそうだ。

クルマに傷をつけたら大変と思う人は多い中、なぜだかバイクに関しては軽視されがちだ。いまだに大型バイクも原付も同程度の乗り物だと認識している人が多いのだろう。バイク=安っぽいという認識はいい加減改めてもらいたいものだ。

それとも僻みから傷をつけてくるのだろうか。

ちなみに友人の傷つけられたハーレーはカスタム費用合わせて約500万円だ。もし傷が事故として扱われ修理を請求していたら、オールペイントの修正ということで20万円は軽く請求できただろう。